約 211,499 件
https://w.atwiki.jp/zgok0079/pages/401.html
ミラーシェード 92 名前: ◆usodeOn2Q2 投稿日:2006/12/04(月) 00 44 36 「ミラーシェード」 ブルース・スターリング編 一応、サイバーパンクの有名な長編群は読んでいるが、 サイバーパンクについて勉強し直すために、 この著名なサイバーパンク・アンソロジーを手に取ってみた。 感想としては、「サイバーパンクの小説って幅が広いな」と思った。 「えっ、この小説もサイバーパンクなの?」って驚きが結構あり。 勉強し直して良かった……。 例えば、ルーディ・ラッカーの『フーディニの物語』に至っては、 SF小説なのかさえ疑問だった(小説自体は面白いけど)。 掲載短編の中で一番面白かったのは、 スターリング&シャイナーの『ミラーグラスのモーツァルト』。 タイムトラベル物だけど、自分が来た現在と繋がらない分岐した過去に対し、 ムチャクチャに色んなことをやってるのが面白かった。 今まで読んだタイムトラベル物だと、 自分が来た現在に悪影響を与えないために、 過去の扱いに対して繊細な態度を取る話が多かったけど、 この小説に関しては、まるで逆だった点が痛快だった。
https://w.atwiki.jp/244614/pages/19.html
概要 このページでは国作り戦争に参加している、もしくわ参加していた重要人物を紹介する記事をまとめている。 人物 リア・エルマ ソービエート 草原 クラッカー 国連 新銀河 ヨシフ(変態) シキアミア レムリア ルィン 姉御 時雨 菊本 ヒドラ ヴィエジトール ハインツ 東風 セルン 榊 よこここ 大東亜 木 アナリア SF好き ヘヤクヨン いわらんらん ヨシフ パルメチア 神ローマ からあげ バミューダ リノレン ディスノミア 北海帝国 絆ーNexusー@マリ自由共和国
https://w.atwiki.jp/244614/pages/28.html
SF好きにより建国されたオプチャ世界とは別の世界に存在する巨大国家。神権政治を行い多種多様な特異性を持つ。いわゆる華夷思想のような思想を持っているため、共和国から見て過去にあたるオプチャ世界に対して宗主権を主張する過激派も存在しており、オプチャ世界に対する遠征を行った。この遠征を第一次地球戦役と呼び、これにより多数の国家に損害を出した後に休戦した。その後は比較的温厚だったが地球国家への復讐のためにユーロ人民共和国を月面から追い出して軍事基地を設立し、2度目の本格的大攻勢を準備している。
https://w.atwiki.jp/sfcat/pages/11.html
全日程終了しますた。 皆さん大変お疲れさまでした。 後日、名簿確認のために7氏からご連絡を差し上げますので よろしくお願い申し上げます。 以下、募集時のまとめとなります。 KECCON2007(仮称) ここは、まとめページです。 最新情報はこちらへどうぞ。 ファイルをアップしたいときはこちらへどうぞ。 今北産業 SF研OB&OGのケケ内氏ならびにウエダ氏が結婚することとなりました。 もはや誰も知らないSF研会則「サークル内での会員同士の結婚はコンベンションを催すこととする。」に則り、全てのOB,OG、現役、両名を知ってる者、知っていない者問わず、新旧全会員に緊急招集が発令されます。 この発令を見た者は、自らの持つありとあらゆる連絡網を使い、広範囲の会員に連絡を取ることが義務付けられるようです。目標人数はなんと50人!? コンベンションって何ですか? 大規模集会ってことらしいです。要するにお祭りですね。 本当に大きなものだといわゆる「日本SF大会」から、小規模だと「合宿」まで、まぁいろいろです。 飲んで喰って騒いで語ってネタ持ち込んで披露してネタに応酬する、そんなイベントです。 日時と場所 期日:2007年03月24日(土)午後12時 0次会……岩手大学合宿所 Yahoo!地図:http //map.yahoo.co.jp/pl?lat=39.42.52.555 lon=141.08.15.392 一次会:午後6時~場所:とんかつまる岩 住所:岩手県盛岡市上田1丁目7-11 電話番号:019-624-6565 Yahoo!地図:http //map.yahoo.co.jp/pl?lat=39.42.31.287 lon=141.08.53.030 ウエダさんより「ご祝儀は不要」とのこと。はた迷惑なモノでない限り、何か持っていくと喜んでもらえるかも知れません。 二次会:午後9時~特に予定は未定ですが、現時点で二グループ程度に分かれる予定ではいます。幹事の指示に従ってください。 後夜祭:午前0時頃~合宿所を中心に色々。 基本的に朝になったら自由解散です。合宿所は25日正午までの予定。 ちなみに3/25は岩漫です。老舗オタが好きな方、漫研と交流を深めたい方はどうぞ。 現状報告 あと1週間です。 色々ブツを準備中。 メモ等 合宿所調整会議は2/20 試験終了は2月中旬? 名簿がうpろだに GoW=ぎあずおぶうぉー=ごっどおぶうぉー 犯人はヤス
https://w.atwiki.jp/tohokusf/pages/216.html
SF研読書会 『マルドゥック・ヴェロシティ3』 冲方 丁 by銀月 (※1・2は担当者未提出のため存在せず ご了承ください) 1 冲方 丁 先週、先々週と同じなので割愛。 2 登場人物 ウフコック=ペンティーノ=万能兵器。萌えの原点/その愛らしさで主役たちを魅了する=影の主役。 ディムズデイル=ボイルド=擬似重力の使い手。この作品における視点の中心≠主役。 ジョーイ・クラム =鋼鉄の肉体。 ハザウェイ・レコード =不死者。女で身を滅ぼす。 レイニー・サンドマン =ドッペルゲンガー/影が薄い。 ワイズ・キナード =究極の通信兵。羊じゃねぇ。 クルツ・エーヴィス =盲目の狙撃者。オードリーを殺害/その後の行動 =厨房と大絶賛。 オセロット =不可視の犬。 ラナ・ヴィンセント =機銃掃射/義手。 イースター博士 =世話係/雑用。 ウィリアム・ウィスパー =電脳世界の住人。 クリストファー・ロビン プラント・オクトーバー=三博士の一人/シザーズ/09の指導者。 カトル・カール =狂った戦闘集団/個性が強すぎる≠キャラクター。 ニコラス・ネイルズ =ホモ/ガンファイター。 ナタリア・ネイルズ =毒婦/ボイルドの娘を産む。 フライト・マクダネル =刑事/ボイルドのコーチ。 3 あらすじ 行方がわからなくなったクリストファーとナタリアのあとを追う09の前に、カトル・カールの罠が牙をむく。09の情報が漏れたとしか考えられないほどの周到な罠の前にウィスパーとレイニーが殺され、クリストファーも拷問の果てに殺されてしまう。 多くの犠牲を出しながらもカトル・カールを撃退することに成功した09は、巻き返しを目指す。 そんななかで、死ぬ間際のウィスパーの働きによりカトル・カールの住処を突き止めることに成功した09は、今度は彼らのほうからカトル・カールに奇襲をかける。この奇襲は大きな戦果をもたらした。カトル・カールは逃走に成功した2名を除き壊滅し、ニコラスを逮捕、また拷問ビデオの撮影者であったエルマーの身柄も確保することに成功する。だが、このエルマーという男を尋問した結果、驚くべき事実が判明してしまう。 一つは、戦時下でのボイルドの誤爆がカトル・カールの司祭の手によって仕組まれていたという事実、そしてもうひとつは、オードリーの死はクルツがもたらしたものであったという事実である。 己の裏切りが発覚したことを知ったクルツは、エルマーを殺したうえで09の前から姿を消そうとする。それを阻止しようとしたジョーイはクルツの手にかかり、一方クルツはオセロットに喉を食いちぎられる。そして、自らのパートナーを殺した重さに耐え切れず、オセロットも自らの死を受け入れてしまうのだった。 その後、劇的に人数を減らしながらも確固たる地盤を築き上げることに成功した09は、数々の事件を解決し続ける。 そして数年後、ついにL4Eに関する事件が彼らの前に現れる。罠であることを前提に捜査を進めていくが、この事件は予想以上に大掛かりな罠であることがわかってくる。このことを察したワイズとボイルドが対策を練ろうとした矢先にワイズは殺され、また捜査を続けていくうちに、ラナもカトル・カールの生き残りの手にかかって殺されてしまう。自分たちが逃れようのない罠にかかったことをはっきりと認めたボイルドは事件の解決を諦め、無垢の良心ウフコックを眠らせ、その間に事件を決着させることを決意する。だが、その行動はウフコックの知るところとなり、ボイルドとウフコックは完全に決別するのだった。 4 感想 ・張られた伏線(全てかはわからないが…)がきちんと回収されており、事件が次々と繋が っていく様子はとても巧い。 ・事件の結末が決まっていたため仕方がないのかもしれないが、後半の展開が速すぎる。と いうより、どいつもこいつも喋りすぎかと。 ・ウフコックが冷たい? スクランブルではもっと他人に甘い印象があったのだが、ボイル ドのことはあっさり見捨てているような…。 ・『ヴェロシティ』におけるフリントは、『スクランブル』におけるボイルドを髣髴とさせ るインパクトの薄さだった。なにか意味があるのか、冲方の趣味なのか。 ・ラノベ畑の出身だけあって、冲方は『約束』や『誓い』に焦点を当てることが多い。この 話においてはウフコックが「なにかあったら俺を起こしてくれるよな?」と再三云うヤツで ある。『カオス・レギオン』では主人公は友との約束のために戦い続け、『ストームブリン グワールド』では己に課した誓いがどうした、という話だった。『ファフナー』はよく知ら ないがね。 ・ラストでワン・アイド・モスが、ボイルドのビジョンであったはずの「炸裂よ!」を口に していることから、本人が死んでもシザーズの間には何かが残る可能性がある―次回作への 伏線? ・次回作の主役は、パパの遺志を継いだ娘で決まり。 ・ヴェロシティ…作中に、比喩としてハンドルを切る、カーブ、などの表現が所々に見られ る。このことから、マルドゥック市の人々が常に加速しているかのように生きていることを 表しているのではないかと。そして、加速を続ける人々の全てが速度過剰による“エクスプ ロード”、その結果としての死となる。誰もが限界を超えて加速していった中で、煮え切ら ないヤツだけが後ろを振り向きながら安全運転をして生き残った、ということかな。スクラ ンブル(前に向かって進みだす)のと、ヴェロシティ(ひたすら前へと突き進む)の違いが 二人を隔てたわけで。 部会メモ マルドゥック・ヴェロシティ1 拡大表示 マルドゥック・ヴェロシティ2 拡大表示 マルドゥック・ヴェロシティ3 拡大表示 2019.02.24 Yahoo!ジオシティーズより移行 http //www.geocities.jp/tohoku_sf/dokushokai/velo3.html なお、内容は執筆当時を反映し古い情報・元執筆者の偏見に基づいていることがあります by ちゃあしう
https://w.atwiki.jp/zgok0079/pages/193.html
シャドウランド 973 名前: 名無しは無慈悲な夜の女王 03/06/28 09 28 シャドウランド(ストラウブ) 難しすぎてよくわからんかった。 読むのに1か月かかった。疲れた。 何より感情移入できる登場人物がいないのがつらい。 重要な役どころであると思われるローズがあんまり 魅力的じゃないから、トムの心理もよく分からない。 前半の学校の描写も長過ぎて退屈。何が面白いのか さっぱり分からない。何これって感じ。 プロットは申し分なく複雑で、作中作ともいえるコリンズの 話も全体のストーリーと密接に絡んでくるのだが、 いかんせん引きが弱いためにあまり興味が持てず、 読み解く気にならない。 シャドウランドにおける血腥い蜿蜒と続くマジック、 魔法の連続もただ読むのが苦痛で、ウザイ。 この世界に魅力を感じる人には、プロットが込み入っている だけに再読、三読に耐えるんだろうが、魔法にもローズにも カースン学院にもトムの青春にも何の興味も持てない自分には、 正直拷問だった。 再読なんてとんでもない。慰謝料払ってほしい。 力作だとは思うので、1点はあんまりだから 2点 ミスターX 625 名前: 名無しは無慈悲な夜の女王 03/01/27 11 03 『ミスターX』ピーター・ストラウブ 昔『ジュリアの家』というのを読んで、あまり合わないな、と 思ってそれ以来スルーしてたんですけど、評判よさげなので試しに 読んでみました。 うーん… いまいちでした 上巻はすごく期待させる話の持っていき方で面白かったんですけど ディテール描写で長く引っ張ったわりにはこんなオチかいっ 遺産相続して大団円かよ、おめでてーなって思っちゃいました 結局アメリカ人って歴史がない分、古い血筋とか血統とかに あこがれてるだけなんちゃうんかと ま、そんなこといえばラヴクラフトだってそうだから、 「正しい」オマージュと言えば言えるのかもしれない 7点 626 名前: 625 03/01/29 00 54 Re ミスターX 時間おいて自レス読み直してみたら、少し言葉足らずだったので補足 随分けなしましたが伏線の張り方等巧みでミステリーとしては良く出来てます。 ただ、スーパーナチュラルなものの扱い方が好きじゃなかった。主人公は超 自然な事象に遭遇して、恐れたり悩んだりと色々な反応をするのですが、それ が世俗的物語の予定調和を導くためにのみ奉仕しているように感じられてしまう。 思わせぶりなラストも、だから何?って感じ。 も っ と ぶ っ と ん で ほ し か っ た よ ! (本当はもっと詳しく書きたいのですが、激しくネタバレなので… ケキョーク 言葉足らずだ…) 701 名前: 名無しは無慈悲な夜の女王 03/03/28 01 02 ピーター・ストラウブ 『ミスターX』(上・下)創元文庫 おもしろかった。 ラブクラフト、ポー、あとなんだケルーアックとか。 アメリカのいろんな文学的伝統に根ざしたおもしろいもの詰めあわせ。 9点あげるよ。 437 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日:2006/06/08(木) 00 34 29 ピーター・ストラウブ「ミスターX(上・下)」8点 「ココ」は途中で挫折したけど、これは面白かった。 無理に分類すればファンタジーだろうけど、 超能力、時間旅行などSF要素もあって、SF読みにはとっつき易い。 濃密な文体の割に、グロ描写があっさり目で上品なのも好き。 クトゥルーネタが入っているけど、予備知識なしでもじゅうぶんに 楽しめました。 前半の謎解きから後半の対決へという流れもメリハリがあって 読み易かった。
https://w.atwiki.jp/nyannyannyan/pages/2.html
メニュー トップページ プラグイン紹介 メニュー クランメンバー リンク SF公式HP @wiki @wikiご利用ガイド 他のサービス 無料ホームページ作成 無料ブログ作成 2ch型掲示板レンタル 無料掲示板レンタル お絵かきレンタル 無料ソーシャルプロフ ここを編集
https://w.atwiki.jp/tohokusf/pages/201.html
11月19日SF研レジュメ 『象られた力』(ハヤカワ文庫JA) 飛浩隆 飛浩隆 作品リストhttp //www.pluto.dti.ne.jp/~moment/tobiwork.html デュオ ある人物の手記の形をとって描かれた、双子(?)の天才ピアニストをめぐる異色音楽SF。 呪界のほとり 呪界と呼ばれる世界を竜と共に旅する男・万丈が飛ばされたのは、世界の理が通用しない呪界のほとり。困っていた万丈を助けてくれた孤独な老人は、一筋縄ではいかない人物だった。 夜と泥の テラフォーミングした惑星を国家や民族にリースするリットン&ステインズビー協会。協会の地球化の過程に入り込んだ何かが、惑星ナクーンの沼沢地に奇妙な現象を引き起こしていた。美しくもはかない、その現象に秘められた真実とは? 象られた力 謎の消失をとげた惑星百合ユリ洋ウミ。新鋭イコノグラファーのクドウ圓ヒトミが依頼されたのは、その<百合洋>で使用されていた図形言語を解析する鍵となる「見えない図形」を見つけ出すことだった。 さて、どうしますか。 「デュオ」 大きな話のポイントは2つ。 )一人称の語りの「私」は実はオガタ・イクオではなく、サヴァスターノ先生だった。 )<アノニム>とデニス、クラウスの関係は善と悪の関係ではなく、共存関係だった。 )についてはミステリ的な技術を感じる。 )については話の筋として、自我を持った<アノニム>がデニスとクラウスの体を支配していたから、それをやめさせてデニスとクラウスに体の支配を戻す、つまり、グラフェナウアーズの最高の音楽「バイエルの8番」を弾いていたのは<アノニム>の支配を受けていないデニスとクラウスだった、という文脈がある。 このとき、<アノニム>は同情するべき点を持った「悪」の役割、イクオは傷を持った「善」の役割を配されている。それが最後になって、実はあの「バイエルの8番」を弾いていたのは3人だったことが提示される。グラフェナウアーズの最高の音楽を作っていたのはデニスとクラウスの2人ではない、<アノニム>を含む3人だった。ここに大きな転換点(驚きも)があると思う。イクオのやったことは意味がなく、象徴的に<アノニム>はデニスとクラウスを殺し、イクオに乗り移る。そのイクオをサヴァスターノが殺す。<アノニム>を最も認めたはずのサヴァスターノが。 そして、さらに付け加えるならば、「<アノニム>が共感場に存在していた」という事実からこの短編集に収められた全ての作品に共通するテーマ‘場の意思の存在’を感じる。 <煩い墓><喋る墓>。<アノニム>は自らのことをそう呼んだ。双子のテレパスの共感場に縛り付けられていた自分を。たとえ、もっと広い情報の行き来する場所全てに<アノニム>が広がっていたとしても、それはやはり「情報の行き来する場所」に縛り付けられているのではないだろうか。 呪界のほとり 白眉はパワーズが語る宇宙論ではないかと思う。 「呪界」という宇宙がある。 「呪界の外」という宇宙がある。 「呪界」では宇宙がひっきりなしにあれこれ言ってくる。呪界にはパターンが多すぎる。人間のロジックが意味を認めるパターンが多すぎる。宇宙が人間に歩み寄ってくる。宇宙がこう言っている、私を見てくれ、私を感じてくれと。 「呪界の外」では宇宙はそっけない。冷淡で無関心。宇宙の冷えていく音(熱力学第三法則だね)が聞こえてきそうだ。宇宙が人間に適応を迫る。 この前提の上だと、最後のパワーズのロジックが意味のあるものに思えてくる。 読者のパワーズの存在の定義を揺さぶるロジック。 やはり、ここでも「呪界」という場の意思を感じる。宇宙の擬人化のせいかもしれないが。 ありとあらゆる価値の中心“形而上の黄金”、その番人にして検閲者たる“抽象的な竜”。 これって何なのでしょう。 この話自体がシリーズものの第1話の雰囲気なので、いろいろ伏線だけがあり、消化不良感はある。 夜と泥と テラフォーミング、地球化。 ほかの惑星を地球化する。 ほかの惑星の生態系を地球のものに適合化させる。 そして、地球そっくりの惑星ができる。 この作品はその方向性を疑問視する。 他の惑星にはその惑星独自の“共感場の意思”があり、人類が行うテラフォーミングを利用して、地球化されるのではなく、地球の種と生態系を素材にして、それを取り込んでしまおうとすることもありうるのではないか。それがこの作品の舞台惑星ナクーンである。 テラフォーミングをすればするほど、地球は他の惑星に咀嚼され、消化されていく。 まさしく、認識の転換である。 この作品ではその具体例が蟹である。蔡と「私」が食べていた蟹。あの蟹は地球の種がナクーンに適応した結果だと考えていたが、逆にも考えられる。地球の種がナクーンによってゆがめられた結果なのでは、と。 チェス盤の模様の例もある。認識とはあの例のように通常固定的である。 その象徴がジェニファー・ホールである。 たまたまテラフォーミング衛星に紛れ込んだDNA情報を惑星の“共感場”が利用した。テラフォーミングを歪める象徴として。そのゆがみは局所的である。発生箇所はナクーン・デルタのみである。蔡はそれを神話の前触れだと考えていたが。 直接的なゆがみの原因はウィルスの変異だ。 ウィルスは生物の遺伝子交易の役割を果たす。地球の種とその星の種が歩み寄れるように。星と人との歩み寄りのために。 やはりこれも、もともとの発想はあくまで人類の側が地球の種がその惑星にその惑星の種に近づくためのものだったはずだ。それがナクーンでは逆に使われた。人類を地球の種の生物を“惑星ナクーンのもの”にしていくために使われた。 そして、この発想の転換がこの作品で冒頭から出てくる“人類の希釈化”という問題の別な見方を与えてくれる。“人類の希釈化”は人類が宇宙に「進出」していくときに生じる出来事のように見えるが、宇宙に行った人類がその「宇宙」に「取り込まれる」という出来事を意味していたのだ。「宇宙に進出すること」と「人類が希釈化すること」は矛盾しているように感じる。「進出」すればするほど、「希釈化」されるということがしっくりこない。だが、「進出」を「取り込まれる」と読み替えればしっくりくるのではないか。 さらに、ジェニファー・ホールは人類の痕跡を残すときの象徴でもある。 希釈化の果てに残る人類の姿はあのジェニファー・ホールの姿ではないか。そんな問いが最後にある。 この認識の転換はすごいと思う。 この作品の「決戦、ロボット対大自然の生物」というシーンも好き。 象られた力 ポイントは何点かある。 )百合洋の図形言語の豊かさの本当の意味、エンブレムブックのレプリカとオリジナルの秘密 )タカナシ環ではなく、タカナシ斎の能力 )百合洋の消失、タブヒーブの事故の真相 )<シジックの歌>の真相 )について、一人称の語りの中で実は能力に目覚めているのは環ではなく斎だったというのは「デュオ」の「私」が実はサヴァスターノだったというのと同じ匂いがした。 )と)についてはやはり、認識の転換を読者に迫るものである。もともと、豊かな百合洋の図形言語。では「見えない図形」はどこにあるのか。もちろん、考え方としては全ての図形の元になっているのだから、現在の図形言語を分析し、再構築することで発見されるのではないかと考える。だが、本当はその逆で「見えない図形」は現在の図形から遡るのではなく、未来へ進めることで発見されるものだった。 百合洋の図形言語の豊かさの原因は隠すことだった。木の葉を隠すなら森へ隠せ、というようにたった一つの「発現の図形」を隠すために豊かになる。文化の豊穣さではない。 オリジナルのエンブレムブックを研究することで、「見えない図形」を発見でき、その存在によって現在の百合洋の図形言語を読み替えることができるようになる。認識の転換が起こるはずだ、と当初は言われていた。レプリカはあくまでオリジナルに準じる価値の低いものだった。しかし、真相は「発現の図形」を認識できるように覚醒させるのは価値の低いはずのレプリカの方で、オリジナルの役目はその逆、「発現の図形」による覚醒を防ぐ「見えない図形」の提示だった。このねじれが危険な状況を生み出す原因になった。価値の低いと見られていたレプリカは広く出回り、「発現の図形」による覚醒の危険性を増やしていた。逆に価値が高いといわれたばかりに「発現の図形」による覚醒を防ぐオリジナルの方は出回るどころか丁重に管理されることになってしまっていた。 こうした環境が作られればあとは崩壊するのを待つだけだ。ちょっとしたきっかけで惑星は消える。 図形には力がある。ものは図形に「象られる」ことでちからをもつ。 図形に意思があるかのように描かれるシーンがあるが、これもやはり、一連の作品に共通する“場の意思”のような気がする。 ものは「象られる」ことで意思を持つのではないか。 まさしく“意思の場”が生まれる気がする。 )について、このラストと冒頭部分を付け加えたということは百合洋もまたこのシジックのようになったことを示唆しているのだろうか。 以上。お粗末でした。 2019.02.24 Yahoo!ジオシティーズより移行 http //www.geocities.jp/tohoku_sf/dokushokai/katadoru.html なお、内容は執筆当時を反映し古い情報・元執筆者の偏見に基づいていることがあります by ちゃあしう
https://w.atwiki.jp/sf2hero/
このサイトはHANGEMのSUPECIAL FORCE2で活動しているクラン HERO の専用サイトです。 このサイトでは主に各マップの考察などを中心に掲載してます。(熟知している方には参考にならないかも) 各マップ名称やグレポなどはHEROクランページで確認してください。 このページの管理はMithrasです。何かあればクランチャットもしくは個人チャット、スカイプにご連絡ください。 本人がSF2する気が無くなったので更新ももうしません。あしからず -- 名無しさん (2014-11-03 03 15 45) なんでーまぁどうでもいいけど -- 名無しさん (2015-12-28 23 06 04) 2016年9月29日:HERO再始動につきメンバー募集中 -- 烈風の用心棒 (2016-09-30 19 37 35) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/mammo/pages/142.html
#blognavi 昨日、サンフランシスコ自転車協会のイベントを覗きに、夕食後、ダウンタウンまで行ってきました。ブログの取材のお供ということでまた前と同じようにタダで入れてもらったんですが、フツウに入場する人達は、なにやらそれぞれ丸いステッカーを洋服に貼り付けている様子。 昨日はバレンタイン直前特別企画で、恋人探しゲームが舞台で繰り広げられていました。一言で言うと、1対3パンチdeデートみたいな感じです。(歳がバレる。。)一人がついたてで顔の見えない3人にサイクリングに関する質問(初めてのデートにはどこへサイクリングしに行くべきですか?等等)をした後、フィーリングが合いそうな人を指名してからご対面。私にはよくわかりませんでしたが、舞台ではサイクリングにひっかけながらきわどい話をしていたらしく、会場はかなり盛り上がっていました。 ところで入場時のステッカーの話ですが、色別に同性が好きか、異性が好きか、というのを表示していたようです。到着した時は女性1対男性3のゲームをやってましたが、男性1対男性3、男性1対女性3、女性1対女性3、と一通り全ての組み合わせがありました。さすがSF、誰でも楽しめる配慮が行き届いています。 カテゴリ [SF] - trackback- 2008年02月10日 14 03 20 名前 コメント #blognavi